【hololive SUPER EXPO 2026】来場者インタビュー ファンの日常に根付くホロライブとコミュニティの熱量

2026年3月6日(金)から8日(日)の3日間、千葉県・幕張メッセにて、ホロライブプロダクション最大級の大型イベント「hololive SUPER EXPO 2026」が開催されました。

初の3日間開催となった今回のテーマは「hololive time-warp」。「時を超えて、場所を超えて」をコンセプトに、ホロライブプロダクションのさまざまな「if」の世界や体験に出会える空間となっています。会場内には「PARALLEL」「WORLD」「MEMORY」の3つのエリアが構成され、国内外から集結した多くのファンによって熱狂に包まれました。

【展示紹介】タレントの「今」と「記憶」が交差する空間へ。「hololive SUPER EXPO 2026」レポート

EXPO会場の中央には、ワープステーションを思わせる巨大なモニュメントがそびえ立ちます。各エリアへと導くのは「PARALLEL」「WORLD」「MEMORY」の3つのゲートです。

「PARALLEL」エリア

タレント直筆サインが書かれたサインウォールが設置されているほか、ホロライブタレントが自ら選んだ思い出の3Dライブを大画面LED・高音質で上映する「PARALLEL THEATER」や、ミニゲーム「ごろごろダービー」を楽しめるブースがありました。同じ「推し」を応援するファン同士が交流できるエリアとして多くのファンで賑わっていました。

「WORLD」エリア

「hololive University」では1時間ごとに様々なタレントが登場し、タレントとファンがコール&レスポンスを繰り広げるモニタリングトークを実施。「hololive OFFICIAL CARD GAME」ブースでは、ビッグカードの展示や「あそびかた教室」が開催され、多くのファンが参加しており、「HOLOSTARS TV」では「タイムワープした世界にホロスターズのTV局があったら…?」をテーマに、楽屋を再現したブースにタレントの私物やパネルの展示、そして大型モニターでのEXPO特別配信を行いました。タレントとファンが双方向のコミュニケーションを通じて会場の熱気を共有できるエリアとして、終日活気に溢れていました。

「MEMORY」エリア

「Memorial Stage」はEXPOキービジュアル用に描きおろされた新衣装を身にまとったタレントの等身大パネルが並ぶフォトスポットです。「hololive Time Capsule」では「もしホロライブで【タイムカプセル】を作るとしたら、あなたは何を入れますか?」をテーマに、ホロライブタレントが思い出の品や宝物といった私物が展示されました。懐かしいエピソードを持つ道具や配信でおなじみのアイテムタレントの手書きコメントやメッセージが添えられており、グループの歩んできた軌跡を振り返る貴重な空間となっていました。

イベントホール

イベントホールには、バーチャル空間プロジェクト「ホロアース」や、ホロライブ初のスマホゲームとして注目を集める「hololive Dreams(略称「ホロドリ」)」のブースが並びました。「hololive Dreams」ブースでは0期生のフェイスマウンテンやゲーム内の拠点を再現したフォトスポットが大人気で、多くのファンが記念撮影を楽しんでいました。また、「EXPO STAGE」では3日間にわたり、新情報解禁やガイドツアーなどタレントが出演する多彩なプログラムを展開。イベントホールは観客による拍手と歓声に包まれていました。

COVERedge(カバレッジ)では、そんな熱気あふれる会場で出会ったファンの方々にお話を伺いました。

【来場者インタビュー】家族、友人、職場の同僚…新たなつながりを生み出すホロライブプロダクション

幅広い世代のファンで連日賑わいを見せた「hololive SUPER EXPO 2026」。今年のテーマとして「hololive time-warp」「時を超えて、場所を超えて」という言葉を掲げていますが、ファンの方々から話を聞くと、ホロライブプロダクションとの出会いそのものが、それぞれの日常の時間を少しずつ変えてきたことが伝わってきました。テレビの代わりに配信を流し、移動中は切り抜きを耳で楽しむなど日常に根付いたホロライブプロダクションのコンテンツは、家族や友人、知人との新たなつながりを生み出すきっかけにもなっています。

小学4年生の妹さんと中学2年生のお兄さんがコスプレをして参加していた4人家族。ホロライブプロダクションを知ったきっかけはYouTubeでした。「4期生がデビューした頃にたまたまYouTubeで見かけて」と父親。当初は一人で見ていたものの、家のテレビで配信を流していたら自然と家族全員が見るようになっていったといいます。

「今では移動中も車でホロライブの曲を流し、子どもたちはTikTokでダンスを真似したり、タレントのお菓子作り配信を見て実際に作ってみたりしています。テレビ番組を見る時間より、YouTubeでホロライブの動画を流している時間の方が長いですね」と母親は語ります。衣装は母親の手作りで今年で3年目となるコスプレ参加。去年も会場で「可愛いマリンちゃんがいる」と声をかけてもらったことが嬉しかったと妹さんは振り返ります。ホロライブとはどんな存在かを聞くと、「家族共通の楽しみですね」と父親。母親も「本当にそうですね。子どもにも安心して見せられるというのが本当に大きいです。単に面白いだけでなく、タレントが一生懸命頑張る姿や技術の凄さを親子で共有できる。生活の一部というか、家族みんなで盛り上がれる大切なコンテンツです」と続けました。

今回がEXPO初来場だという大阪から父親と訪れた小学5年生の女の子は、3年前にYouTubeの切り抜き動画がきっかけでホロライブプロダクションを好きになったといいます。推しはアーニャ・メルフィッサさんと紫咲シオンさん(卒業生)で、「チャンネルの配信や動画を見たり、切り抜きを見たりしています。自分でも配信をやってみたいと思うこともあります」と語ります。「最近勉強を頑張っているので、息抜きとかまた頑張ろうと思うきっかけになってるようです」と女の子について話してくれた父親は、兎田ぺこらさんが推しだそう。「子どもの影響を受けて、最近ホロライブの動画を見るようになりました」と笑顔を見せていました。一番よく買うグッズはアクリルスタンドだという女の子は、会場を回ってたくさんのブースを見られたことが嬉しかったと話してくれました。

会社の同僚という二人組。男性の推しは獅白ぼたんさんと白上フブキさんで、2023年に獅白ぼたんさんのFPS(ゲーム)配信を偶然見たのがきっかけでホロライブプロダクションのファンになったといいます。以来、食事中も切り抜き動画を耳で楽しむのが日課になり、「仕事で疲れている時の癒しですね」と話してくれました。

女性は2025年2月にABEMAの番組で宝鐘マリンさんを知り、切り抜き動画を見始めたのが入り口でした。「そこから猫又おかゆさんやAZKiさん、獅白ぼたんさんにも惹かれていって、今ではソロライブやホロライブゲーマーズのイベントにも足を運ぶようになりました」と振り返ります。普段は動画をながら見するスタイルで、「集中して見続けなくても楽しめて、家事とかしながらなど、”ながら”で見られるのがいいんです」といいます。昨年ホロライブプロダクションに出会ってから今回が初めてのEXPO参加で、「推しに会いたくて来ました」と笑顔を見せていました。実は二人とも、職場ではホロライブ好きであることをあまり公言していなかったといいます。ある時お互いにホロライブが好きだと判明し意気投合、以来一緒にイベントに行くようになったとのことです。自身にとってホロライブとは何かと聞くと、男性は「心の癒し」、女性は「人生の彩り」とそれぞれ答えてくれました。

手作り「ホロ活」グッズも。「好き」の気持ちをカタチにするファンたち

カバーが掲げる「つくろう。世界が愛するカルチャーを。」というミッションには、タレントだけでなく、クリエイターやファンと共に新しいエンターテインメントの形を創り出したいという思いがあります。ホロライブプロダクションのコンテンツはタレントからの発信にとどまらず、それを受け取ったファンが新たなコンテンツや交流を生み出すことでさらに広がっていきます。今回の会場でも、推しへの思いが「何かを作りたい」「表現したい」という行動の熱量に変わっていく姿が随所で見られました。

アキ・ローゼンタールさん推しだという男性は、「昨日、急いで作ったんですけど。ライブでカメラに抜かれた時に掲げようかなと思って」と自作のガジェットを手に会場を回っていました。市販のデバイスに自分で作ったドット絵を読み込ませ、画面上で動かしているといいます。

EXPO来場の目的はアキ・ローゼンタールさんのサイン探しとグッズで、朝6時半から当日物販の列に並んだそうです。印象に残ったブースとして「hololive Time Capsule」を挙げ、「タレントの私物グッズと自分のグッズのツーショットが撮れたのが嬉しかったです」と振り返ります。ホロライブプロダクションとの出会いは3年ほど前で、アキ・ローゼンタールさんの長時間配信や夜にまったりやっている配信を見ているうちにハマっていったといいます。ファンによる応援広告の企画に参加したこともあるという男性にとって、ホロライブは「(自分の)唯一の推しを世に送り出してくれた唯一無二の場所」と話してくれました。翌日は「hololive 7th fes. Ridin’ on Dreams」への参加に加え、近隣の公園で行われるファン集合企画も控えており、2日間充実のスケジュールが詰まっていました。

女性の二人組も、推し活への情熱を語ってくれました。一人は常闇トワさん推しで、2022年に友達からホロライブをすすめられてハマったといいます。もう一人は同じく2022年ごろ、星街すいせいさんの曲を聴いたことをきっかけにホロライブを好きになった星街すいせい推しです。普段の楽しみ方を聞くと、「一番くじのグッズを集めたり、パネルを自作したり」「私はもう、命がけで集めています(笑)」と語ります。

星街すいせいさん推しの彼女はホロライブの楽曲をテーマにしたクラブイベントを自ら主催することもあるといいます。お二人はこの日、朝10時ごろに来場し、手作りのコスプレ衣装に着替えて会場を回っていたそうで、自作の推しうちわも見せてくれました。ホロライブのコスプレをしていると、同じ「推し」を持つファンが積極的に声をかけてくれるのも嬉しいといい、「私服でいる時よりも、交流のきっかけが生まれるので楽しいです」と振り返ります。EXPOはコスプレとファン活動が交わる特別な場所になっているようでした。

猫又おかゆさんを推す「おにぎりゃー」有志コミュニティの皆さん。宮城など関東以外の各地からも多くの「おにぎりゃー」たちが集まっていたので、話を聞きました。Xでの交流から始まり、ライブ合わせのオフ会やグッズ交換など活動は多岐にわたりますが、中でも印象的だったのが応援広告への取り組みです。「泥棒建設(※)の活動2周年の時や、セカンドライブ(※)の際にはみなとみらい線の横浜駅に大きな広告を出したこともあります」と、まとめ役の方は語ります。近年ファンの間で広がりを見せている応援広告には、カバーもガイドラインなど活動をサポートする仕組みを整えており、その件数は年々増加しています(応援広告に関する記事はこちら)。この日もEXPO閉場後に海外からの参加者も含めた180人規模のオフ会を予定しているといい、ファン同士のつながりはオンラインの枠を超えてリアルな場での大きな交流の輪として展開されていました。
※2023年〜2025年にかけてMinecraftのホロライブサーバー内で活動していた建築チーム名。
※猫又おかゆ 2nd Live.「ぺるそにゃ~りすぺくと」

「生きがい」や「心の支え」に。人生に深く根ざすホロライブという存在

「ホロライブはあなたにとって、どのような存在ですか?」 と会場で問いかけると、ファンたちは自分の人生に引き寄せた、さまざまな言葉を返してくれました。
「人生の彩り」「生きがい」「心の癒し」など、表現は様々ですが、共通して見えてくるのはホロライブという存在が「趣味」や「娯楽」という枠を超え、彼らの生活習慣や精神的な支柱、さらには人生の目的そのものにまで深く根ざした存在になっているということです。

テキサスから来日した男性は、「hololive SUPER EXPO 2026 & hololive 7th fes.」に2日間参加するために日本を訪れました。Minecraftのゲーム実況をきっかけにホロライブプロダクションを知り、以来熱心なファンになったといいます。「自分にとってのホロライブは2つの大きな意味があります。一つは、タレントの皆さんが仕事に向き合うプロフェッショナルな姿勢への尊敬。そしてもう一つは、日本語でいうところの『生きがい(Ikigai)』を与えてくれたことです」と話してくれました。「ホロライブに出会う前は、何のために頑張っているのかという目的意識が今ほど強くなかった」と話し、今ではタレントたちの存在が人生を強く支えてくれているという彼は、「自分の人生を変えてくれたこの場所に、わざわざテキサスから来られて本当に良かったです」と語ってくれました。友人も「元々そこまで興味があったわけではなかったのですが、彼の熱意に押されて(笑)。今ではこうして一緒にEXPOに来るようになりました」と4年来の付き合いを振り返ります。

「おにぎりゃー」コミュニティのメンバーの中にも、ホロライブへの想いを聞かせてくれた方がいました。「以前、仕事でメンタルを病んでしまい、自暴自棄になっていた時期がありました。そんな時にホロライブを知り、おかゆんに出会いました。それ以来、彼女は生きる糧であり、人生の楽しみそのものです。いつも元気をもらっています」と振り返ります。また別のメンバーは、ゲームの大会で負けた後のメンバー限定配信でタレントが悔しさを滲ませていた場面に心を打たれたといいます。「表では笑っていても、メンバー限定配信では悔しさを見せる、そんな真摯な姿勢や、常に挑戦し続けるところが今でも大好きです」と語ります。「(タレントの曲を)YouTube Musicの再生数で上位0.01%に入るくらい聴いています。仕事中もずっと流していて、生活の一部ですね」と話すメンバーもいました。それぞれの言葉は違えど、ホロライブが趣味の域を超えた存在になっていることが伝わってきました。

世代と国境を結ぶ「共通言語」に。ホロライブプロダクションが創出する多様なつながりの形

今回のインタビューでは、ホロライブプロダクションが世代や国境を超えて人々を楽しませ、ファン同士の交流を通して人と人とを繋いでいることが、改めて実感できる声を多く聞くことができました。
ホロライブプロダクションのコンテンツは家族との団欒の時間や、家事の合間、仕事に疲れた夜など、それぞれの人の時間に寄り添っており、気づけば人生に欠かせない存在になることもあるかもしれません。

家族や友人と共通の趣味として楽しみ、また、はるか海外から日本へ足を運ぶ理由になるなど、それぞれの背景を持つ幅広い世代の人々の「時間」と「出会い」が、ホロライブという共通言語によって一つに結ばれていました。

「また来年も来たい」「次のライブも絶対行く」など会場を後にするファンたちのそんな言葉が、この文化がこれからも続いていくことを感じさせてくれました。COVERedgeでは引き続き、ホロライブプロダクションにまつわるイベントをレポートしていきます。

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