2026年3月6日(金)〜8日(日)、千葉・幕張メッセにて開催された『hololive SUPER EXPO 2026 by BANDAI(以下、hololive SUPER EXPO)』『hololive 7th fes. Ridin' on Dreams by LAWSON』。年に1度開催されるホロライブプロダクション最大のイベントであり、ファンの皆様が会場と配信に一堂に集まって自分の推しを全力で応援する、ファンにとって最も熱い3日間です。
そんなhololive SUPER EXPOのプラチナスポンサーを2024年から務めているのが株式会社バンダイ(以下、バンダイ)です。バンダイといえば、75年以上の歴史を持ち、世界中にファンがいる『機動戦士ガンダム』シリーズのプラモデルを始め、エンターテインメント分野で数々の社会現象を巻き起こしてきました。今回はhololive SUPER EXPOのバンダイ・BANDAI SPIRITSブースの展示を見学させていただきながら、hololive SUPER EXPOへ懸ける思いやプラチナスポンサーとして協賛する意義、そしてホロライブプロダクションとの取り組みの展望について伺いました。
「一番楽しんでいただけるブースを」プラチナスポンサーとしての誇りと覚悟
イベントのロゴと並んで掲げられる「BANDAI」の文字。その重みを誰よりも感じているのが、株式会社バンダイ 株式会社BANDAI SPIRITS メディア部のM.Iさんです。プラチナスポンサーとしての意気込みを伺うと、まず「hololive SUPER EXPOのロゴとバンダイの社名が並ぶことには、大変なプレッシャーがあります」という言葉が返ってきました。
ただ、そのプレッシャーは決してマイナスというわけではありません。「プラチナスポンサーとして協賛させていただくからには、数あるブースの中で『お客様に一番楽しんでいただけるブースを絶対に作ってやる』という熱い意気込みの裏返しです」とM.Iさんは話します。

バンダイ・BANDAI SPIRITSの強みは、食玩やコレクション菓子を担当するキャンディ事業部、カプセルトイ「ガシャポン」を担当するベンダー事業部、日常で使える生活用品・雑貨を担当するライフスタイル事業部、オリジナルグッズが当たるハズレなしのキャラクターくじ「一番くじ」を担当するロト・イノベーション事業部、クレーンゲーム機などで獲得できるアミューズメント専用景品を担当するプライズ事業部など、それぞれ“売り場”が異なる部署があること。お菓子であればお菓子売り場、一番くじならコンビニや書店、ガシャポンならカプセルトイ専門店、アミューズメント専用景品ならアミューズメント施設、日用品ならキャラクター雑貨店など、エンタメのあらゆる入口に接点があります。今回のhololive SUPER EXPOのバンダイ・BANDAI SPIRITSブースでは、それらすべてを楽しめる展示となっていました。
「リスナーも一緒に」——ファン目線を貫くキャンディ事業部の商品開発

「hololive SUPER EXPOはライフワークです」と公言する株式会社バンダイ キャンディ事業部の担当ηさんは、ご自身もホロライブプロダクションのファンだそうです。
キャンディ事業部が展開するアイテムは、立体物のおまけが付いた「食玩」や、シールやカードが付いてくる「コレクション菓子」、そしてスナックなどの普通のお菓子などさまざまです。担当η(イータ)さんは食玩をご担当で、そのシリーズにはホロライブプロダクションにまつわるVTuber文化への深い理解が込められています。
たとえば「ホロライブデフォルメコレクション」シリーズでは、ホロライブプロダクションに所属するタレントだけでなくファンキャラクターやマスコットキャラクターも一緒に商品化されています。その理由を担当ηさんに尋ねたところ、「『(タレントさんもファンも)みんな一緒だよ』というドラマを形にしたかったんです。私自身もファンなので、ファン目線で欲しいと思うものを実現させているという側面もあります」と教えてくれました。この「ファンが本当に欲しいもの」を追求する姿勢が、商品の人気を支えていました。
バンダイのお菓子といえば、そのクオリティの高さには定評があります。担当ηさんは「集めて嬉しい、食べて美味しい」という信条のもと、細部まで妥協しない姿勢を語ります。
「お菓子としてちゃんと美味しく、その上でカードなどのアイテムを集める楽しさを提供したい。社内には味を専門に追求するチームもいます。カードのデザインも、単推しの方はもちろん、ユニットや期生で集めた時により輝くような工夫を毎回凝らした上で、幅広いファンの方に楽しんでいただけるよう、思考を巡らせています。今日は会場で多くの方がグッズを身につけてくださっているのを見て、本当にありがたいなと感じました」(担当ηさん)

そんなキャンディ事業部の目玉展示は、推しのタレントと一緒にウエハースカードになれる体験型のウエハースカードフォトブース。「例年、フォトブースは非常に人気で、回を重ねるごとにファンの皆様の期待値(ハードル)が上がっているのを感じます。今回も楽しそうに撮影されている姿を見て、手応えを感じています」(担当ηさん)
ファン同士のコミュニケーションで市場を拡大する「ホロライブプロダクション×ガシャポン®」

今や1,700億円規模へと成長したカプセルトイ市場※1。ホロライブプロダクションとバンダイの強力なタッグを象徴する1つが、社会現象とも言える盛り上がりを見せる「ガシャポン」です。ガシャポンを担当する株式会社バンダイ ベンダー事業部のK.Kさんは「今までで一番の展示ラインナップ」という商品点数へのこだわりを語ります。
※1:バンダイ調べ
「直近の新商品をファンの方に直接見ていただける貴重な機会ですので、とにかくたくさんの方に楽しんでいただきたいという一心で準備しました」(K.Kさん)
ガシャポンとホロライブプロダクションのコラボは、カプセルトイ市場の成長が本格化した2021年のことでした。展開を開始してから今年で5年目、ホロライブプロダクションは市場の拡大とともに歩んできたコンテンツとして、今やガシャポンの「定番」と言える存在になっています。
ガシャポンの魅力は、単なる「モノ」の所有だけではありません。自らの手でハンドルを回し、カプセルが開く瞬間の高揚感。K.Kさんは、その「体験価値」こそがファンを惹きつける理由だと語ります。
「ガシャポンは手軽でありながら、自ら回して推しと出会う体験そのものに価値があります。推し活需要、タッチポイントの多さ(日常生活の動線の中で買える利便性)、そして手に取りやすい価格。この3つがホロライブプロダクションと掛け合わさることで、素晴らしい相乗効果が生まれています」とK.Kさんは説明します。
一般的なガシャポン利用者は女性層が厚い傾向にありますが、ホロライブプロダクションに関しては男性層が多く、発売直後の売れ行きも瞬発力がすさまじく高いことが特徴だそう。他作品と比較しても勢いがあり、開発側も「継続的に新しい驚きを届けたいというモチベーションにつながっています」(K.Kさん)といいます。

今回のブース展示の中でも注目を集めていたのが、今後発売予定の意欲作たち。その1つが、ガシャポンオリジナルコンセプトの「ホロライブガシャポンパレットフェアリースイング(2026年夏に発売予定)」で、10名のタレントが羽のついた妖精姿になった、ガシャポン限定のマスコットフィギュアです。
もう1つは、「おなまえぷっくりラバーマスコット(2026年5月発売)」で、ぷっくりとした仕様で推しのタレントの名前をしっかりアピールできるかわいいマスコットで、どちらも発売がとても待ち遠しいアイテムです。
醍醐味として、カプセルから商品を取り出した後に「ファン同士のコミュニケーション」が生まれるのも、ガシャポンならではの楽しさです。商品と体験、そして交流もセットで楽しんでいただけるような、魅力的な商品作りにこれからも全力を尽くします」(K.Kさん)
配信がない日も、ホロライブプロダクションという輝きを日々の暮らしのすぐそばへ

推しの配信がない日、または仕事や勉強で推しとなかなか会えない日でも私たちの「日常」をホロライブプロダクション色に染め上げる、そんな商品を企画開発しているのが株式会社バンダイ ライフスタイル事業部のS.Kさんです。
ブースのショーケースに展示されているのは、色とりどりのかわいいブックマーク(しおり)たち。カラフルで、推しのブックマークだけでなく、全部集めて飾りたくなる魅力があります。「読書という日常の何気ないシーンにホロライブプロダクションを添えることができたらな、と思って企画しました。税込み110円という手に取りやすい価格なので、ぜひいろいろ集めて、今日はこのタレントさん、明日はあっちのタレントさん、と楽しんでください」とS.Kさんは話します。
S.Kさんが製品企画にあたり大切にしていることは何でしょうか。
「日々配信を楽しまれているファンの方々が、配信がない時間も日常の中にタレントさんが溶け込めるようにと心を込めて開発しています。カバーさんと共同で作成した描き下ろしイラストをベースに、気軽に日常使いできる商品を目指し、マグカップを手に取った時、本を開いてブックマークを見た時、タレントさんと笑顔で出会えるような、生活の一部になる商品をお届けしたいと考えています」(S.Kさん)
今回の展示でひときわ目を引いたのが、表面が「ぷにぷに」とした不思議な質感の缶バッジ「ぷに缶」です。従来の缶バッジの常識を覆すこの仕様には、タレントへの深い愛情が込められていました。
「このイラストがとにかく可愛いので、その魅力を最大化するために、ほっぺたをぷにぷにしたくなるような質感と絵柄をマッチさせました。柔らかい質感の缶バッジは珍しいと思いますが、並べて飾っても壮観ですし、実際に手に取って触って楽しめる。新しい体験をぜひ味わっていただきたいです」とS.Kさんは説明します。
今後も、誰もが日常で使い、持ち運べるようなアイテムを開発していくとのこと。マグカップのように、コーヒータイムやティータイムといった癒やしのひとときを、推しのタレントとともに過ごせるような、素敵な商品を展開していくそうです。
「もしも」を形に。ファンを驚かせる「hololive IF」という魔法

クレーンゲームの筐体の中で、ひときわ熱い視線を浴びるフィギュアたち。自らの手でプレイし、試行錯誤の末にお目当ての物を獲得した時の達成感は、クレーンゲームならではの特別な体験です。だからこそ、プライズを開発する株式会社BANDAI SPIRITS プライズ事業部 のY.Iさんは「どうしても手に入れたい」と思わせる「意味」を商品に込めています。
「私たちの最大のこだわりは、タレントさんのやりたいことと、ファンの皆さんが欲しいものを高い次元でミックスさせることです。たとえば『hololive IF』シリーズは、タレントさんのリラックスした寝巻き姿だったり、赤ちゃん姿のホロベイビーズなど、皆さんが『見たいけれど、まだ見たことがない姿』を形にしています」(Y.Iさん)
そんなオリジナルのプライズ商品だからこそ、「ゲットしたい!」というファンの熱量も高くなります。またY.Iさんは、タレント本人の要望を最大限に反映させるとともに、ファンも深く納得するクリエイティブを追求しているので、プライズのクオリティは折り紙付きです。配信の「熱量」をそのまま立体化するスピード感とユーモアにも定評があります。
「白銀ノエルさんが配信で生み出した、『大空スバルグッズのコレクター、白銀だんちょむ』をフィギュア化した際は、大きな反響をいただきました。また、雪花ラミィさんのフィギュアでは、ファンの姿である『雪民』を添えたことについてXでリスナーさん達が反応してくれたりと、タレントさんとリスナーとの間でのコミュニケーションが生まれました。商品を通じてファン同士やタレントさんとの会話が活発になるのは、作り手として最高に嬉しいです」とY.Iさんは話します。

今後も新しいプライズ商品が次々と登場し、ファンを喜ばせてくれるはず。ぜひアミューズメント施設で、商品をゲットする喜びを体感してください。
一番くじの「何度もうれしい体験」

ブース内でファンを魅了していたのが、RPGの冒険に出かけるタレントたちの等身大パネルです。百鬼あやめさん、大空スバルさん、不知火フレアさん、白銀ノエルさんの4人が、RPGの登場キャラクターになって、今まさに冒険に出発するかのように、広大なフィールドに佇むような展示の前には写真を撮るファンの姿がありました。
実はこれ、2026年9月に発売予定の一番くじ「一番くじ ホロライブ ~RPG Style~」の描き起こしパネルです。ブースにはもちろん実際に発売されるフィギュアも展示されていました。
企画した株式会社BANDAI SPIRITS ロト・イノベーション事業部のY.Sさんは、ホロライブプロダクションの一番くじがなぜこれほどまでにファンの心を掴んで離さないのかについて、「タレントさんの意見を反映しつつ、一番くじならではのオリジナリティの実現が最大のポイントです」と説明します。
「一番くじでは毎回、オリジナルの描き起こしイラストにこだわっています。これまでの『Cyberpunk Style』『Wedding Dress Style』『Villain Style』に続き、第4弾のテーマは『RPG Style』。ホロライブプロダクションのタレントさんたちはゲーム実況がお上手ですし、視聴者も画面越しにゲームでの冒険を共有している感覚があります。その親和性を活かし、タレントさんと相談しながら配役やデザインを決めました。ファンの皆様にも納得いただける、最高に“解釈一致”なパーティーが編成できたと自負しています」(Y.Sさん)
展示されているフィギュアを見ると、「全部集めて飾って、一緒に冒険したい!」という気持ちが湧いてきます。「一番くじの強みは、ハイクオリティなリアルフィギュアから、アクリルスタンド、デフォルメフィギュア『ちょこのっこ』まで、ひとつのテーマで一式揃えることができること。ほかではなかなかできない、一番くじならではの魅力です」とY.Sさんは笑顔で締めくくりました。

日本が世界に誇る「ガンダム」シリーズとホロライブプロダクションの夢のタッグ!

バンダイ・BANDAI SPIRITSブースの中で、ひときわ長い行列ができていたのが「GUNDAM」×「hololive production」スペシャルコラボの展示でした。
今回のhololive SUPER EXPO開催前の3月2日に発表されたこのコラボ、会場に来るまでワクワクしていたファンも多いはず。中央に置かれたカバーをイメージした「RX-78-2 ガンダム[ホロライブプロダクションVer.]」のまわりでは大勢のファンが撮影していました。そしてさくらみこさん、星街すいせいさん、白上フブキさん、宝鐘マリンさん、博衣こよりさん、輪堂千速さん、それぞれのイメージカラーをまとった計7機の機体も圧巻、訪れたファンを楽しませていました。
今後は複数エピソードでお届けするミニストーリーに加え、それに基づくコラボ楽曲やスペシャルMV(ミュージックビデオ)を順次展開していくとのこと。今回の展示では、商品化検討中のコラボカラーのモビルスーツのガンプラやフィギュアや、各タレントのパイロットスーツフィギュア、アクリルスタンドなどが並んでいます。
このコラボが実現に至った背景には、株式会社バンダイ・株式会社BANDAI SPIRITS メディア部のT.Tさんとプライズ事業部のY.Iさんの情熱がありました。
きっかけは、昨年のhololive SUPER EXPO2025にT.Tさんが訪れたことに遡ります。そこで大勢のファンが本当に楽しそうに熱狂している様を目の当たりにし、「この熱を生み出すコミュニティーとは何なのか、それをもっと知りたいと思って、その日から毎日配信を見るようになりました」(T.Tさん)と打ち明けます。そして各タレントの個性や親和性を考慮しながら、二人で提案した企画が、今回のコラボ企画につながりました。
実はバンダイナムコホールディングスが中長期で推進中のビジョンは「Connect with Fans」というもの。「ファンと一緒に作り、ファンと一緒に楽しむ」という姿勢を軸に据えたとき、「ホロライブプロダクションとバンダイ・BANDAI SPIRITS、そしてガンダムがそろうことで、ファンに最大限楽しんでもらえる場ができる」ことを最大の価値として、この企画が生まれたそうです。
T.Tさんが可能性を実感したのは、星街すいせいさんの配信でした。すいせいさんはアニメ『機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)』のエンディングテーマである『もうどうなってもいいや』と挿入歌の『夜に咲く』を歌っていて、さらに同時視聴配信で、ファンと共にリアルタイムで驚きや独自の解釈を楽しそうにやり取りしていました。「これは、これまでのガンダムの歴史にはまったく存在しなかった新しいコミュニケーションの形だと確信しました」とT.Tさんは話します。
「ガンダム」シリーズは、歴史のあるIPだからこそ、世代ごとに「自分にとってのファーストガンダム」が存在しています。そんなガンダムですが、VTuberの「同時視聴配信」という新しいコミュニケーションによって、世代間で異なる解釈や視点を伝え合い、共感や驚き、そして感動を生み出し共有されていくプロセスが誕生しました。アニメ雑誌やWEBメディア等を通じた情報供給といった楽しみ方に加え、新旧のファン同士が個々の視点や切り口で作品を語り、新たなファンやムーブメントを作っていく。星街すいせいさんをはじめ、ホロライブプロダクションのタレントの皆さんの配信がもたらしたそんな躍動感を、バンダイナムコグループ内でも感じているそうで、今回のコラボについても大きな期待が寄せられているそうです。
「スペシャルコラボ開幕に向け、現在まさに詳細を詰めているところです。タレントさんもファンの皆さんも、みんなで一緒に盛り上げていけるコンテンツにできるよう、カバー様とタッグを組み全力で頑張っていきます」(T.Tさん)


そして最後に、M.Iさんがホロライブプロダクションのファンのみなさんに次のように伝えました。
「ホロライブプロダクションのタレントさんは、言葉で感動をファンに伝え、盛り上げていくプロフェッショナルです。私たちバンダイ・BANDAI SPIRITSは、ものづくりのプロでありますが、ホロライブプロダクションとのコラボレーションは、アニメキャラクターの商品化とはまた違い、VTuberという生きたタレントさんたちとともに『何か面白いことをやろう』という地点からワクワクするプロジェクトが始まるのが魅力です。商品を通じて、VTuberという新しい分野の魅力をもっともっとお伝えすることができればと思いますので、今後の商品展開にもぜひご期待ください」
©SOTSU・SUNRISE © COVER
※「一番くじ」は株式会社BANDAI SPIRITSの登録商標です。
※「ガシャポン®」は株式会社バンダイの登録商標です。