ビジネスプロデュース体験&事業開発の仕組みを学ぶサマーインターンシップ2025

2025年8月、カバーはサマーインターンシップを実施しました。期間は3日間で、「新規事業の立案」をテーマに提案書を作成し、最終日に経営陣の前でプレゼンするというもの。
学生の成長を加速させるとともに、その柔軟な発想を事業に還元していく、まさに会社と学生が学び合う“Win-Win”の機会となりました。

その模様をお届けするとともに、カバーが取り組むサマーインターンシップについて紹介します。

カバーのサマーインターンシップとは

今年も猛暑の夏でしたが、皆さまはいかがお過ごしでしたか? 

カバーでは8月中旬に、学生の方々に向けて、ビジネスプロデュース体験や事業開発の組み立てについて学んでいただく実践型のサマーインターンを3日間にわたり実施しました。

このサマーインターンは、企業の事業創出、特にエンタメ業界における新規事業企画の思考やプロセスを実体験し、実際にトップ経営陣からフィードバックを受けることで、カバーという企業の経営戦略を感じてもらうことを狙いとしています。

サマーインターンシップ担当者に目的について話を聞きました。

「サマーインターンの目的は、参加した学生の皆さんに以下の3つについて学習・体験していただくという目的があります。

(1)エンタメ業界における経営戦略の思考・プロセスを学ぶこと

(2)エンタメ業界における事業企画の思考やプロセスを体験すること

(3)VTuberを主軸とするカバーの新規事業企画を、現場メンターのフィードバックを受けながら体感し、プロの視点を身につけてもらうこと


そのため2025年のサマーインターンでは、『多角的なアプローチでプレゼンテーションを行い、経営層から直接フィードバックを受ける』というゴールを設定しました。

カバーにおける経営企画とは、アイデアそのものを生み出す役割ではなく、出てきたビジネスやアイデアを実現し、支え、安定軌道に乗せて収益化まで導く重要なポジションです。学生の方には、このインターンでビジネスを生み出すまでのプロセスと進め方を学んでいただきます。 こうした思考とプロセスの理解は、今後どの職種でも活かせる経験になるはずですので、社会人になったとき、あるいは経営企画のポジションについてキャリアを歩む時にこの経験を土台にしてもらえればと考えています」

カバーの経営企画室にて、3日間のビジネスプロデュースを体験!

さて、2025年のサマーインターンはどのようなものだったのでしょうか。

今回のサマーインターンに参加していただいた学生さんは全部で9名。3人ずつチームを組み活動を行いました。

プログラム内容

3日間のプログラムは次のとおりです。

1日目――グループワーク開始

キックオフミーティングの後、期間中にメンターとして学生をサポートする経営企画室のメンバーを紹介。ランチで親睦を深めた後、現場メンバー等カバーの事業内容や隣接業界、ポテンシャルマーケットを説明し、グループ分けをしていよいよグループワークがスタートです。

2日目――「新規事業」に関する提案内容と資料を作成

2日目は朝会の後、早速グループワーク開始。「事業企画を立てる」といっても、単なるアイデアに過ぎない“絵に描いた餅”ではインターン体験の意味がありません。担当メンターから、事業分析のやり方、新規事業企画の立て方、収益性やリスク判断などについて教わり、アドバイスを受けながら、アイデアをふくらませていきます。グループワークはランチ後も続き、進捗報告や質疑応答を経て最終日のプレゼンに備えます。

3日目――学んだことの集大成、経営層の前でプレゼンへ

最終日である3日目も、朝会の後はグループワークです。綿密な分析に基づいた事業アイデアを、プレゼンでしっかり伝えるために、メンターから「伝わるプレゼン」のノウハウを教わり、学んだことを企画書に落とし込んでいきます。プレゼンは夕方17時からスタートで、谷郷CEOを始めとする現経営陣が参加します。

最終日プレゼンレポート

サマーインターンのプレゼンには3つのルールがあります。「プレゼンテーションは15分、質疑応答は5分」「時間厳守」「事前提出した資料からの変更はNG」というもの。そのため各グループは、メンターである経営企画室のメンバーとともに先に会場入りして、プレゼンの内容をしっかりチェックしていました。

プレゼンが始まる17時近くになると、経営陣が会場に姿を現し始めます。次々に会場入りする経営陣の姿に、インターン生の皆さんの表情もキリッと引き締まりました。

最初にグループごとのプレゼンの後に経営陣からの質疑応答を行い、休憩を挟んだ後に優秀賞の発表と谷郷CEOからのフィードバックという流れで進められました。

各チームからは、社会貢献事業としてカバー社が有しているモーショントラッキング技術を応用して熟練者の技術をデジタル化して継承するサービスや、テーマパーク事業としてタレントとファンが互いの世界を行き来できる没入型エンターテインメント施設、ファンの推し活を強力に後押しする卓上に置けるデジタルフィギュアデバイスなどが提案されました。

経営陣からの講評には、VTuber業界にとらわれない学生ならではの柔軟な発想や着眼点、実現可能性の高さなどを評価する声がある一方で、カバーの未来像についての話や事業計画を立てる際のポイントについてのアドバイスをする場面もありました。

サマーインターンを振り返って

参加した学生たちの感想

  • 私たちではなかなか考えることのできない視点からフィードバックをもらえて、誠実さが身に沁みた
  • 経営陣という最上流部分から意見がもらえたのは本当に良い経験になった
  • この経験を通じて、単なるアイデア発想ではなく、成功事例を分析し、その本質を理解したうえで差別化を図ることの重要性を強く学んだ。今回の気づきは、今後の事業構想において大きな糧になると感じている
  • 表面的な成功事例や流行に流されず、本質的な思考法を習得できた。また経営層からの直接フィードバックで、実際の事業判断や意思決定プロセスも理解することができ、今後のキャリアの大きな財産になった
  • メンターさんとの面談がとにかく有益で、とても濃密な時間になった

サマーインターンの担当者による振り返り

最終日のプレゼンについて

どのチームも、自分たちが考えた事業について『なぜカバーがやるのか』という意義を真剣に掘り下げてくれたことが印象的でした。

アプローチも、カバーの強みから逆算したものや、事業領域からアクセス可能な市場を分析したもの、アイデアに根拠を与えて課題解決へ落とし込んだものと実に多彩で、「単に『新規事業』を描くだけでなく、『その事業をカバーが担う意味』を問い続けてくれたことが何よりうれしかったです。その問いが、どの提案においても実現可能性を底上げした要因だと感じています。これこそが強く心に残りました。

3日間の総評

どのチームもディスカッションを軸にグループワークを進め、メンバー全員の意見が反映された成果物が形になっていたことが強く印象に残っています。

また、中間報告会として、各チームに5分ずつ、進捗に応じた課題と解決案を発表してもらったことが、他チームの視点が刺激となって新しいアイデアが生まれたり、自分たちの提案に不足していた要素に気づけたりと、学びの幅が広がったと感じます。報告会をきっかけに、チーム内や参加者同士のコミュニケーションも活性化し、その結果、どのチームのプレゼンもクオリティが向上したのではないでしょうか。


カバーは「つくろう。世界が愛するカルチャーを。」というミッションのもと成長を続けています。VTuberを世界中から愛されるカルチャーへ昇華させるという挑戦を続けているカバー、その強みは、クリエイティブ・ビジネス・テクノロジーなど多様なバックグラウンドを持つプロフェッショナルが集い、互いを尊重し刺激し合いながら同じ目標に向かって協働していることです。

インターンシップではその中でも特にカバーの情熱やビジネスの最前線を経験できる絶好の機会です。

今回の参加者たちが、カバーとともに世界を熱狂させる「次の事業」を創造されることを楽しみにしています!

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