
もぐもぐ~おかゆ~!🍙(セカンドライブ最高でしたね!)
カバー株式会社コマース本部プラットフォーム部開発チームマネージャーの F です。
プラットフォーム部の開発チームは 2025年 7月に新設されました。今回は、私たちがどのような思想で開発チームを立ち上げたのか、共に未来を築く仲間を募集したいという想いも込めてご紹介します。
私たちの紹介:プラットフォーム部とは何者か?

私たちの所属するプラットフォーム部は、「ファンを次の未体験へ導く」というビジョンを掲げ、ホロライブプロダクションが提供する多様なサービスやコンテンツを統合し、これまでにないファン体験を創造する包括的プラットフォームの構築を推進しています。
現状、ファンの皆様は情報収集やコンテンツを楽しむために、複数のWebサイトやアプリを個別に利用する必要があり、その体験は分断されています。私たちはこの課題を解決し、あらゆるサービスへのアクセスをシームレスにすることで、ファンの皆様がより深く、そして思いのまま直感的にホロライブの世界に没入できる環境の実現を目指しています。
この構想は単なるサービスの集約に留まりません。点在するファン体験を有機的に繋ぎ合わせ新たな価値を創造することで、ホロライブ全体の事業成長を牽引する中核を担う。それが私たちプラットフォーム部です。この壮大な構想を実現するため、私たちは自らを次のように定義しています。
私たちの使命:事業成長を加速させる「開発エンジン」になる
開発チームの使命は、単にシステムを開発することではありません。事業全体の成長を技術で押し上げ、最大化するコアとなる「開発エンジン」となることです。
そのために、私たちはプラットフォームを一つの「プロダクト」として捉えます。使う人のことを第一に考えた高品質なプラットフォームを提供し、部署を横断する技術的な課題解決や、新しい挑戦を後押しする「ハブ」としての役割を担います。
プラットフォームのロードマップ上に存在する新規事業・サービスや、既存サービスである「ホロプラス」「ホロジュール」「ホロライブアカウント」の開発・保守運用を、包括的にプラットフォーム開発チームが担うことで、滑らかなサービス利用体験をユーザーに提供可能にします。
目指すのは、社内外から「これがないと困る!」と信頼され、積極的に活用されるプラットフォームを構築・進化させ続けること。そして、カバーの掲げる Value が体現できる、模範的なチーム文化を築くことです。
最も重視する価値観:「何を解決すべきか?」を見抜く力
私たちは将来、純粋な技術的課題は AI で解決しやすくなる一方、「本当に解決すべき課題は何か?」「なぜそれを解決する必要があるのか?」という本質的な問いを立てて適応課題に立ち向かっていく力が、エンジニアリングに付随した重要なスキルになると考えています。
そのため、私たちのチームでは要求された仕様をただ実装するのではなく、常に「なぜ?」を問い、主体的に課題を発見し、価値の探求に繋がる行動を取り続けることを重視します。
もし、
- 「開発作業」ではなく「価値創造」にコミットしたい
- ユーザーの「楽しい」「嬉しい」を自らの手で創り出したい
- ビジネスの成長に直接貢献している実感を得たい
そう考えているなら、私たちのチームは最高の環境です。しかし「明確に定義されたタスクをこなす方が好きだ」と感じるなら、私たちのチームは合わないかもしれません。私たちは「不確実性を楽しみ、自ら道を切り拓いていく仲間」を求めています。
日々の開発業務と利用技術:ファン体験を支えるテクノロジー
ここではもう少し解像度を上げ、私たちの日々の具体的な開発業務についてお話しします。
現在、私たちの主なミッションは2つあります。
- 自社サービス・プロダクトの機能拡充と改善
「ホロプラス」を起点として、ファンの皆様に『推しをもっと好きになる!』体験を届けるため、ユーザーからのフィードバックを元にした新機能の企画・開発に積極的に取り組んでいます。この積み重ねが、未来のファン体験を創造する礎となります。 - 統合ID・認証基盤の刷新とリアーキテクチャ
複数のサービスに点在しているアカウント情報を「ホロライブアカウント」として統合し、シームレスなサービス利用を実現するための認証基盤を再設計・開発しています。これは、今後のプラットフォーム展開における最重要基盤となります。
これらの開発を推進するにあたり、私たちは主に下記技術を活用しております。
- クラウド: AWS, Google Cloud, Cloudflare
- フロントエンド: Next.js, React, TypeScript, Storybook
- バックエンド: Go
- データベース: MySQL, PostgreSQL, DynamoDB
- その他: Docker, Terraform, OpenAPI
ドキュメントは Design Docs, Architectural Decision Records (ADR), Product Requirements Document (PRD) を活用しており、背景から深く認識を揃えつつ中長期に渡り建設的な議論が行える環境を維持しています。ドキュメントは軽量かつ気軽に作成可能で、議論の空中戦を未然に防ぎ、総合的な開発の質・フロー効率の最大化に役立てています。
開発プロセスはアジャイルの原則を理解した上で、アジャイル開発を採用しています。そのため、各プロダクト・プロジェクト開発に適合する形でカンバンやスクラムを選択し採用しています。日々の実践の中で振り返りを通じて、常に開発プロセスは更新されています。
ただ、技術やプロセスもさることながら、私たちが最も大切にしているのは、サービスを楽しんでくださるファンの皆様を深く理解し、その体験価値を最大化するという視点です。
チームには、自身がホロライブプロダクションのファンであるメンバーも、データを元に客観的にユーザー分析しているメンバーも在籍しています。それぞれの立場から「どうすればもっと楽しんでもらえるか?」を常に考え、多様性のある議論をしながら開発を進めています。
私たちが求めるエンジニア像:プロダクトの成果にこだわれる人
私たちの価値観に基づき、以下のような方と一緒に働きたいと考えています。
- 現状を疑い、粘り強くアウトカムを追求できる人
「当たり前」を疑い、常により良い形を提案・実行できる方。「なぜそれが必要か」をデータや事実に基づいて突き詰め、複雑な問題にも粘り強く取り組める方を歓迎します。 - チームで大きな成果を出すことに喜びを感じる人
チームや部門の壁を越えて協力し、当社事業の成功に貢献できる方。私たちは、互いに敬意を払い、オープンな議論を通じて信頼関係が築けるチームを目指しています。 - 変化を恐れず、学び続けられる人
技術も組織も常に進化するものと捉え、新しい知識を積極的に学び、実践できる方。過去の成功体験に固執せず、サンクコストを捨てて未来のために変化できる方を求めます。
はじまりの環境:裁量と挑戦が、成長を加速させる
私たちのチームはまだ新しく、これから創り上げていくフェーズです。だからこそ、コアメンバーとして活躍できるフィールドは無限に広がっています。
- 裁量の大きな開発
大規模な認証基盤やアプリの設計・構築において、技術選定からアーキテクチャ設計まで、大きな裁量を持ってプロジェクトを牽引していただきます。 - キャリアの多様性
将来的にプラットフォームの信頼性を担保する「SRE」、プラットフォーム全体の戦略を担う「テクニカルプログラムマネージャー(TPM)」のキャリアパスも構想しています。 - 心理的安全性の高い文化
誰もが安心して意見が言え、失敗を恐れずに挑戦できる文化を大切にします。丁寧なオンボーディングはもちろん、定期的な 1on1 を通じて、メンバーの活躍と成長を支えます。
最後に:この挑戦に、あなたの力を貸してください
私たちは、世界中のファンを熱狂させる「ホロライブプロダクション」という事業の根幹を支える、強靭かつ柔軟なプラットフォームを本気で創ろうとしています。
それは決して簡単な道ではありません。しかし、自ら課題を見つけ、チームで議論し、プロダクトを育てていく。このプロセスにこそ、開発チームで働く醍醐味があると信じています。
この記事を読んで、少しでも心が動いたなら、ぜひ一度お話ししませんか?
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