
2025年5月17日、株式会社集英社にて「週刊少年ジャンプ」編集長などを歴任し、『Dr.スランプ』『ドラゴンボール』をはじめ数々のヒット作品を世に送り出した編集者の鳥嶋和彦氏をスピーカーに招聘した、カバー社内向け特別講演を行いました。トップレベルのクリエイターたちと向き合ってきた鳥嶋氏の言葉を通じて、クリエイターとの協働やエンターテイメントを創造するための知見を得ることを目的としたものです。
講演では、「週刊少年ジャンプ」創刊の経緯や、創刊当初から大切にしている三つの原則、「新人起用」「編集と作家の二人三脚」「読者アンケート重視」が数々のヒット作を生み出す原動力となったという解説をいただきました。質疑応答を含めて2時間に渡り、実際のコマ・ページを交えた具体的な制作過程の紹介から、SNSやスマホ文化が現代の漫画表現にどのような影響を及ぼしているかの分析まで、非常にバラエティ豊かなトピックが展開されました。
聴講した社員からは「自身の職種に置き換えて考えることができた」「“伝える力”の重要性を再認識した」などの感想が多数寄せられ、エンターテインメントに携わる者としての視座を磨く貴重な時間となりました。
「つくろう。世界が愛するカルチャーを。」というミッション実現のため働く社員たちにとって、示唆に富んだ機会となりました。